新米管理職が書き綴る人事労務の仕事の毎日

管理職・マネージャーになりたて、あるいはこれから管理職を目指そうという方に向けて、現役管理職のわたしが経験談を中心に参考になる話をします。

だったら、そういう家を買おうよ、という話:大雨で避難のニュースとかが出るときに思うこと

今年も起きてしまった、災害を引き起こすほどの大雨。

テレビなどでも、早めに避難するよう呼びかけが何度もおこなわれています。

 

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ちょっと落ち着いて考えよう。

 


安全な場所に避難することが大事です。

 


決して家を出て、避難所に行くこと【だけ】が重要なのではありません。

 

 

 

たとえば、わたしの実家は、川のそばにありますが、数十メートルで海に注ぎ込むあたりの平地。

海に近いあたりでの川なので、川の氾濫は起きることが考えづらい。

しかも、入り組んだ入り江のため、津波も来ない。あるいは勢いが消された状態でしか来ないので、かなり安全度が高い。

一方、災害が起きた時の避難所である公民館は海に直接面した場所にあります。河川の氾濫はありませんが、津波は来る可能性が十分ある。

 

つまり避難所のほうが危険で、自宅のほうが安全です。

 

 

 

 

わたしの自宅はというと、なだらかな丘の頂点から少し下がったところに位置しています。川はありません。

2018年の西日本豪雨の際、大量の雨水が側溝を流れていましたが、あふれるには程遠い量。

なだらかな斜面の丘ですから、崩れるようながけもない。

 

一方、避難所となる公民館は、建物はしっかりしているし公園があるので避難もしやすい。とはいえ公園の隣には急な勾配の小山があり、崩れる可能性あり。公民館の反対側は比較的急な勾配の下りの坂になっています。

 


これまた、避難所に避難するよりは、自宅にいたほうがずっと安全なのです。

 

 

 

テレビで盛んに「避難しろ」と繰り返しているので、“自宅ではない避難所に避難すること”が大事と思い込んでいる方ももしかしたらいらっしゃるかもわかりませんが、必ずしも避難所が最適解ではありません。

 


より安全な場所、災害が少なそう、がっちりした建物など、災害の種類と周辺の環境を考慮した場所への避難が大事、という当たり前のお話でした。

 

 

 

これは、わたしが個人的な感覚だけで言っているのではありません。

以前、自治会の役員をしていた際、防災講座を消防署にしてもらいましたが、そのとき、上に書いたような考え方が間違ってますかと問い合わせたら、わたしと同じご意見でした。

つまり、“自宅が安全なら、自宅にいたほうがいいです。確かにこのあたりの地形など考えたら、公民館より自宅が安全な場合がほとんどですね”との回答を得ています。

 


わたしがどこに住んでいるかまでは言えませんが、そういうことです。

 

 

 

「自分が安全な場所に住んでいるっていう自慢かよ!」

 

という人がいるかもしれませんね。そう、そのとおりかもしれません。

自慢する意図はありませんけど、そうなっちゃうかも。

 


これから自宅を持とうとされている方がおられたら、こういうことも重要な要素です。安全な場所に家を持つべきです。

 

 

資産価値を守る!  大災害に強い町、弱い町 (朝日新書)

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8050問題、元農水事務次官の殺人、やめていったわたしの部下

8050問題。

 

主に50代前後のひきこもりの子どもを80代前後の親が養っている状態を指し、経済難からくる生活の困窮や当事者の社会的孤立、病気や介護といった問題によって親子共倒れになるリスクが指摘されている。

コトバンクからの引用

 

前回の記事でご紹介した、わたしの経験と川崎殺傷事件。

その逆とでも言うべき、でも根っこではつながっていると感じる事件がまた起きました。

事務次官を務めた父親が、実の息子を殺めた(あやめた)という事件です。

 

www.j-cast.com

 

川崎殺傷事件と比較するとか、どっちが深刻なのかとか、そういう論じ方はできない事件だと感じます。

8050問題が、これほどまでに多くの観点から課題をかかえているっていう話です。

 

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わたしの経験した家族は、90歳近い老親(父母)と40代のひきこもりの娘。

 

この娘、前回の記事で詳しくは書きませんでしたが、彼女が一方的に想いを寄せていた男性を追いかけて、飛行機に乗ってその男性を訪ねるという行動を起こしています。

この一件で両親に強く叱られたにもかかわらず、彼女はまた飛行機に乗ろうとして空港をウロチョロしていたところを空港職員に怪しまれ、両親が保護しに行くということも。

 

普段は自分の部屋から一歩も出ないのに、行動しようというときには行動力を示す。

無理に、川崎殺傷事件や元農水事務次官の殺人に結びつけようと考えるのはよくない。

でも、飛行機で妻子ある男性を追いかける娘の、予想もつかない突飛な行動を心配し、自分たちが老い続け、娘を面倒見ることができなくなっていく将来を悩んで、となんとも悲しい現実は、やるせないです。

 

川崎殺傷事件への安倍首相の言葉

 

この期に及んで、F35を買いますか?

「子ども達の安全を何としても守らなければ」なんて言葉だけでつくろって。

 

優先順位の高いお金の使いみちがあるんじゃないですか、安倍首相、政権与党、官僚の賢いみなさま。

 

引きこもりを救え、とあなたたちだけに押し付けるつもりはありませんが、少なくともお金の使いみちを修正することくらいできませんか。

 

 

 

川崎殺傷事件で、思い出したくないことを思い出しました。再発を防ぐことができるのか、管理職はどうあるべきか

川崎殺傷事件。

一人の男が十数秒という短時間に、十数人を殺傷。そのうち2人が死亡したという通り魔事件。

 

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事件現場に手向けられた花など

 

大変衝撃的な事件ですが、犯人らしき人物の報道が重なるにつれ、心配になることがあります。

以前、同じ職場にいた、とある同僚の存在です。彼女は今、何をしているだろうか。そもそも生きているだろうか。

 

 

 

 

1.病気にかかり、退職した同僚

 

※プライバシー保護のため、情報の記述はあいまいにします

※この記事や登場人物は、川崎殺傷事件とは一切関係はありません

 

その彼女は同じ職場にいた同僚でした。

当時わたしは、管理職の上司と彼女たち数名の間に立つ、サブリーダー的なポジションでした。

 

部署の全員で作成するマニュアル に取り組んでいるとき、彼女が遅れていました。

何度催促し「はい、わかりました」と反応するも一切手をつけない。

いよいよ納期が来て「納期が過ぎてもいいし、これまであなた自身が書いたマニュアルがあったでしょ。あれをそのままコピペするだけでいいから」と促すも、ダメ。

 

このマニュアル書くのに、なんか不具合を感じてますか。体調が悪いとかありますか。

 

この頃から、なにか心身の体調不良があるんじゃないかと疑い始めたわたしは、上のような言葉をかけたりもしていました。(周囲からは「甘い」と言われてたみたいですが)

 

(1)無断欠勤

それから彼女は、ときどき無断欠勤をするようになりました。

通常、当日に休暇を取る場合は、わたしたちの職場は管理職のリーダーに電話で一報を入れることにしています。この電話をせず、彼女は無断欠勤を重ねます。

その後、何度も上司が彼女に指導をしますが、電話はしません。

 

ある日も、朝出社してこない。上司から彼女に電話するも、出ない。これまでは電話に出て「すいません」と言っていた彼女、その日は出ない。

何かあったかもしれない。

上司と相談し、わたしは彼女の自宅を訪ねました。

 

古いアパート。彼女の部屋は日の当たる部分から奥の方にあり、通路が薄暗い。

いかにも“何かあった”かもしれないことが十分感じられる雰囲気。

呼び鈴を押すも、反応なし。ドアノブを回しても動かない。中にはいない。

 

彼女が通院していた病院へ言ってみる。

「彼女は転院して、今ここには来てないです」

事情を話し、転院先を教えてもらいその病院へ。

もう時刻は18時。待合室は薄暗い。

受付に聞くも「個人情報なので、教えられません」とのこと。それが普通。

んー、どうしようか。会社に帰るか・・・とトボトボと病院を出ようとしたところ、待合室の片隅に座っていた彼女。

 

→彼女の顔を見ることができたのは、これが最後になります。

 

(2)とある病名からメンタル不全へ、そして退職へ

彼女はとある病名の診断が出ました。欠勤の始まる前です。

その病名は、フィジカルな(メンタルとは関係のない、身体的な、という意味です)病気だと思ってましたが、その病状が悪化して、上記の無断欠勤も重なり、病欠することになりました。

その病名をその後よく耳にするようになりましたが、ある程度メンタルヘルス(メンタル不全)と関連が大きいような印象です。(その病気になった人は、その後メンタル不全に陥る、というケースが多く発生しているような情報を聞いたという意味です。)

わたしは医者じゃないので、わたしの無理解や、誤解を招く不安もありますので、その病名はここでは書きません。

 

そんなこんなで、彼女は最終的にはうつ病と診断されました。

 

健康保険等、諸々の手続きのため、彼女と会う機会を作ろうとしましたが、電話連絡も、そして会うこともできず、すべてご両親と行うことになりました。

「あと3ヵ月経過すると、自動的に退職になる」

という連絡をするも、彼女からの反応はありませんでした。

 

そして、就業規則で認められた病欠の期限を過ぎることとなり、ついに退職となりました。

 

退職の手続きも、彼女の両親と行いました。

 

(3)彼女の父親と母親

退職の手続きは、わたしと上司、そして彼女のご両親で行いました。

父親は事情を理解し、退職やむなしというスタンスで会社の対応に応じてくれました。

が、母親は「退職にいたったのは会社に責任がある」と言い、退職金の減額の撤回(彼女の退職理由は自己都合退職のため、減額されます)や損害賠償、さらには退職期限の延長などを要求してきました。

それには理由があります。

 

彼女本人は、「会社の同僚からのいじめ」「とある同僚の男性社員への恋慕」を親に訴えていたようです。

 

会社が調べたところによると、彼女は昔在籍した職場でミスが多く、会社にも高額の損害を出すこともしたことがあり、その都度彼女に仕事を教える先輩や上司から指導や教育を受けていたとのこと。それを彼女は「いじめ」ととらえていたようです。

 

「男性社員への恋慕」については、彼女はその男性(妻子あり)に一方的に好意を寄せ、その男性が異動で転勤したあとも想いを持ち続けていたようです。そして悪いことに、その男性も自分のことを好いている、と思いこんでいたようです。

 

いじめも妻子ある男性との相思相愛も、彼女の妄想。

後者については病気休職中に彼の住む地に彼を追いかけて行くということもしました。彼にその話を聞き、過去の事情を聞くと「一方的に好意を感じていただけで、自分は彼女のことをどうにも思っていなかった。彼女が勘違いする行動も一切していない」とのこと。

 

 

2.退職した同僚と、高齢の両親

 

彼女の家族は彼女と両親の3人だけ。

退職手続きの時点では、父親は高齢で、しかも時々病院に入院が必要な病気をされていました。

また、母親も病気まではされてなくとも高齢で、お二人とも歩くのがおぼつかないほどでした。

 

彼女を食事や体調なども含め面倒をみている母親は、退職にいたる事情は理解はするものの、家族を支える収入をなくすのはもちろん、彼女を不憫に思うこと、そして自分自身の体調が弱まっていくことへの心配もあったようです。

 

会社も、いくら就業規則に則った扱いとはいえ、心身不調で退職する彼女、高齢のご両親が今後どうなるのか、心配でなりませんでした。

 

地域の福祉制度等もあたりました。ご両親も当然調べておられましたが、ほとんど頼ることができる仕組みはないとのこと。

 

何もできず、彼女が我々のもとから離れていきました。

 

 

3.川崎殺傷事件

 

川崎市登戸で起きた殺傷事件。

ニュースでは、自殺した犯人は引きこもりとありました。

 

彼が殺害に至るまでに、それを止めることができなかったのだろうか。

 

その思いが、先に上げた同僚と重なりました。

 

 

同僚の話で言えば、会社にいる間、マニュアル作成の際、詳しく話を聞くことができなかっただろうか。薄暗い病院で彼女を見つけたとき、話を聞くことはできなかっただろうか。

 

 

川崎殺傷事件は、誰かが何かを施すことが可能だったのだろうか。わかりません。

「どうせ自殺するなら、一人で逝ってくれ」との言葉も、賛否があったようですが、どうとらえるべきなのかよくわかりません。

 

 

4.ワイドナショーでの松本人志の暴言

 

この記事を書いている日。ワイドナショーが放送され、川崎殺傷事件を取り上げていました。

 

「産まれてくる上で不良品って何万個に1個絶対これはしょうがないと思う」「こういう人たちはいますから絶対数。その人たち同士でやりあって欲しい」

 

ダウンタウン松本人志はこのような主旨の発言をしました。

わたしはその言葉が気になり、ツイートしました。

 

 

 

このツイートへの賛同、反論がありました。

大規模にも、賛否両論があがったようです。

 

松本を擁護する側の説明として「その言葉だけ切り取って論じている」「文脈からは言わんとすることはわかる」などがありました。「殺人犯は不良品でしょう」というのもありました。

 

わたしが松本の言葉に強烈な違和感を感じたのは、

 

  • 「不良品」という表現が、人間を品物にたとえた(ように聞こえた)こと
  • 人間に対して良か不良か、という見方をしてほしくない
  • 「その人たち同士でやりあえ」というのは、人の命の軽視である

 

といったこと。どのように解釈しても、擁護はできません。

 

裏番組で、爆笑問題太田光はこのように発言しています。

 

 

 

 

このブログの主要なテーマであるサラリーパーソン、管理職といった上に立つ立場の人には、部下の仕事の出来不出来は、本人だけでなく上司であり管理職にも責任があるということ。

法的にも、たとえば労働基準法では、会社側、管理者側に様々な責任が発生すること。

 

 

適性や向き不向き、持ち味などの違いはあれど、管理職たるもの、部下に可能性があることを信じ、育成、サポートをすべきと、自省も含め記しておきたい。

 

 

 

 

 

スナックのママが厳しく導いてくれた、自●や転職など愚かな発想しかなかったか弱きわたしの人生

「迷いと決断」というお題が出ていたので、あのときのエピソードを書いたろかな。

 

 

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 

 





 

1.病気をしました

 

いわゆるメンタル系の病気をしました。

 

管理職になりましたが、仕事への責任感、部下の育成など、ジレンマに陥ってしまい、持病のめまいがひどくなりました。

 

休日、ショッピングモールのエスカレーターに乗っていたとき。

大きな吹き抜け。2フロア下で行われていたイベント的なものを見てみたいな、ふらっとこのエスカレーターを飛び降りてみようか。

死のうと思ったわけではなく、エスカレーターをふわっと乗り越えてみようかくらいの感覚ですが、2フロア分の高さですから、死ぬ、あるいはそこまでいかなくても大けがするレベルの現実です。

(ま、実際はそのようなことがないように、エスカレーターから飛び降りるなんてことはできないようなアクリルの壁があるのですが。)

 

いずれにしても、そのような発想になるくらい、現実からふわふわ浮いていたのは事実。

仕事もしばらくは休んだほうが良い、と医師からの勧めもあり、休むことにしました。

 

 

2.ブログ、SNS

 

それよりもさらに4〜5年前、ある程度の割合で転職を考えていたことがあり、登録していたエージェントのサイトで仕事を探したり、ほそぼそと書いていたブログの更新に力を入れたりしました。

「力を入れる」は、熱心に取り組むというよりは、“身体は元気・ココロは病気”な状態だと時間をつぶすのが負担がかかるので、何かで気を紛らわせるというような意味合いです。

 

たまたま受けた自己啓発的なセミナー(ダイエットと独立を実現した、とある人物)と、日本に定着しつつあったFacebookで影響を与えていた人(今で言う、インフルエンサーでしょうか)に影響されて、SNS(特にFacebook)で友だち(的な人)をたくさんつくり、ブログで独立することを真剣に考え始めたのでした。

 

 

3.とあるスナック

 

とあるスナックがありました。

 

コスト的には、一般的なスナックとラウンジの間くらいでしょうか。

そこの女性たちのレベルはとても高く、癒やされるという言葉がピッタリ合うお店でした。

 

そのお店に出合ったのは、わたしの社会人人生のスタートで大きく影響を受けた会社の先輩が連れて行ってくれたお店だったことがきっかけです。

ママはわたしの一回りほど年上ですが、かわいいルックスで、大人の会話で癒やしてくれる。

他の女性たちも、客より出しゃばることなく控えめな立ち位置でいながら、客のレベルにあわせて楽しい会話ができるお店です。

 

しかも、自分の会社の事業と全く無関係ではないその業界で、少しばかりママにほめてもらったことがあったこともあり、決して自分の給料(小遣い)では安易に通うなど出来ないお店ではあったものの、数ヵ月に1回くらいは足を運んでいたと思います。

 

 

そのお店、病気で休んだとき、ふらっと行ってみました。

 

 

4.ママの言葉

 

転職を考えてるんです。

 

ママに、さらっと話してみました。

アドバイスを求めていたわけでもなく、でもきっと元気をつけてくれるんじゃないかなくらいの期待は持っていた、と思います。

ところが。

 

●●くんの人生はあなたが決めるんだから、外野がとやかく言う話じゃないけど。

●●くん、あなたの会社はどんな会社かわかってるよね。

▲▲グループ(わたしが勤務している会社が属しているグループ。いわゆる昔の財閥です)はとても大きいのはもちろんだけど、他のグループと違って雇用をとても大事にするグループ。

今の会社に不満とかがあってやめたいという気持ちもあるかもしれないけど、辞めるのはわたしは賛成しない。

フリーは大変よ。

 

 

と諭されたのでした。

 

そのお店の客層から、ママは企業のトップクラス、本社部門の部長クラスらと話す機会は多い。そこから、企業で仕事するサラリーパーソンの裏表を見ていました。

グループ(財閥レベルの企業集団)間の違いを知っているのはもちろん。

 

それに、ママ自身も苦労されていたことは、ママ本人から、あるいはそのお店に引き合わせてくれた先輩からも聞いていた。

なので、客だから大事と、安易に話を合わせるのではなく、はっきり「賛成しない」と言ってくれたのでした。しかも、いつも楽しい笑顔ではなく、真剣な表情でした。

 

安易な表現だけど、その言葉に“目が覚めました”、“目からウロコ”でした。

 

 

5.自分を見つめ直す

 

目が覚めたら、それまで考えていたことがばからしく思えてきました。

たとえるなら、エンジンが故障して急降下していた飛行機が地面すれすれになったときにエンジンが元に戻り、徐々に高度を稼いでいくように、精神的なものがもとに戻っていったように思います。

 

ブロガーとしてフリーになろうという気持ちは今でもあせてはいませんが、それ単独だととんでもなく非現実的であること、本業が出来ていなかったことに気づき、ブログは小遣い稼ぎ程度、あるいは息抜き・気分転換でやっていこうかな、と。

 

仕事にも身を入れるようになり、病気休職している間に家を建てることも決めました。

メンタルの病気をしているときに、大きな買い物や深刻な決断をしてはならない、というセオリーみたいなものはありますが、「家を建てる」ことを“後には引けない、逃げられない”ものととらえ、前向きに頑張っていくための目標に定めました。

 

 

6,000円(そのスナックの基本料金)を払っていたのをもったいなく思っていましたけど、こうやって目が覚めてみたら、安い授業料だったと思います。

 

 

 

 

ママから諭されたときのビールは、正直美味しくなかった。

でも、次からそのお店に行くときのビールの美味さたるや、格別です。

 

 

その一件の後、そのスナックに行くことは、わたしにとって人生を勉強しに行くようなものになりました。

あらためて、ママのすごさとママに出会えたことに感謝したし、他の女性スタッフたちの存在もあらためて素晴らしいものとして再理解できました。

人事総務を長くやってるわたしですが、そのお店のママを含めたスタッフたちがこれほどまでに魅力ある人物たちだ、ということが最初は見抜けませんでした。

 

 

ママの言葉、イケハヤや界隈の連中に聞かせてやりたいですね。

 

 

平成から令和へ:10連休で休めたのか否か,言いたいことがたくさんあります

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」

 

今週のお題は、この連休をどう過ごすか(過ごしたか)ということですので、私の連休をご披露します。

 

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1.カレンダーに従ってご紹介

 

4月27日 土  休み 
4月28日 日  休み 
4月29日 月・昭和の日  休み 
4月30日 火  仕事 
5月1日 水・即位の日  仕事 
5月2日 木・国民の休日  仕事(の予定だったが体調不良のため、休暇) 
5月3日  金・憲法記念日  休み。子どもの部活の送迎で1日つぶれる 
5月4日 土・みどりの日 休み。子どもの部活の送迎で1日つぶれる
5月5日 日・こどもの日 子どもの部活の送迎の予定がなくなり、休み
5月6日 月・振替休日 休み 

 

以上です。

10日間のうち7日が休みでしたので、まあマシな連休だったのではないか、と思います。

 

 

2.休めない仕事

 

このツイートが話題になりました。

 

 

 

このツイートはたくさんリツイートされ、GW10連休に関して違う観点からのツイートも生み、またそれも多くリツイートされ、GW10連休について議論がわきました。

 

サービス業だけではなく、10連休でも休めない職業はたくさんありますね。

わたしも、インフラ系(に近い業種)の総務のしごとをしていて、出勤でした。

 

 

10連休は、あらたに祝日が作られたことと、祝日・法律で定められる休日・土日が自然とつながったという側面があって出来上がったものですが、いったい「ダレトク?」と感じることがありましたね。わたし以外でも。

 

こんなのもありました。

 

togetter.com

 

 

わたしがこれらのツイートおよびそのツイートに反応したリプライなどを読んだ感想は、

 

  • こんな10連休、誰が何をやりたくて設置されたんだよ?
  • 10連休になったことで逆に負担が大きくなった国民が多かった(負担とは金銭的なもの、身体的なもの、時間的なもの、精神的なもの いろいろ)

 

ということです。

わたしが10連休できなかったから言うわけではありません。

純粋に、10連休はしんどい。

 

 

3.部活

 

このネタはいずれ別の機会に詳しく書きたいと思いますが、部活って、わたしが現役のときと大きく違いますね。

この10連休でも2日間拘束されました。

 

それ以外にも、ツッコミどころというか、「昔はこうじゃなかったなあ」ということがたくさんあります。

 

一言だけ書いておきますと、

 

  • 試合が多い(正式な●●地区大会、親善試合、練習試合的なものも含め)
  • 親の時間的な負担、拘束が多い

 

あらためて、書きます。

 

 

 

 

10連休で大変なのは、サービス業だけじゃないぞよ

めんおうさんのツイートで話題になった、

「10連休は大変だからみんな優しくしてね」論争。

 

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めんおうさんが多くの人を覚醒させてくれました。

 

が、10連休大変なのはサービス業だけじゃないので、一言触れておきたいのです。

 

 

 

1.インフラ系

 

 

 

サービス業といって最初に頭に浮かぶのは、飲食業。

連休なので外食する人は増えるでしょう。

でも、どうしても外食が必要というわけではない。

サービス業は、「ここが書き入れ時」とばかりに一生懸命奮闘されるのでしょう。

 

だからこそ、めんおうさんは上掲のツイートをなさったのでしょう。

 

 

が、なくてはならない業界、事業はあります。

交通、エネルギー、道路、宅配・郵便などのインフラ系。

婚姻届、出生届の受付のような行政の窓口業務。

エネルギー関係(ボイラーはずっと稼働させておかないと非効率)、医療機関(当番医、入院患者をかかえる病院)・・・。

これらはひとの生活にはなくてはならないもの。

連休だなんだ、と言ってはいられない。

 

連休だからこそ、これらのインフラの利用はさらに活発になります。

だから、渋滞解消だとか、事故復旧だとか、24時間365+1/4日がんばんなきゃいけない。

JAF(呼び出しがあれば、契約している自動車修理工場等は出動しなくてはいけない)もそうですね。

 

これらの従事しているみなさん、本当に助かってます。連休じゃないときも。

 

 

 

2.物流

 

外食はしなければいいもの。絶対必用なものではない。

そんなときは、コンビニに弁当を買いに行ったり、スーパーに食材を買いに行けばいい。

 

さて、コンビニに商品を届けるのは? スーパーに食材を届けるのは? 物流です。

 

地味ですけど、物流はなくてはならない。

 

mainichi.jp

 

 

記憶に新しい、西日本豪雨のときの、岡山のコンビニやスーパーにモノが無くなった日。

物流がまったく動けなかったのです。道路の浸水や貨物鉄道の寸断で。

 

道路、鉄道というインフラ復旧。それを待てず、なんとか他の輸送手段をかき集めて生活に必要な物品を届ける物流、そして輸送業。

 

 

その昔、「●●は産業の血液」と呼ばれていたものがありますが、物流は、「人の生活の血液」ではないでしょうか。

 

 

「えらそうなこと言いやがって、おまえはなんの仕事してんだよ!」

はい、物流関係です。10連休ではありません。

 

 

「物流危機」の正体とその未来 時代の変化を勝ち抜く処方箋

「物流危機」の正体とその未来 時代の変化を勝ち抜く処方箋

 

 

 

 

新入社員を待ち受ける、"大五月病" に企業、総務担当者は早めの対応を!

言わずとしれた、今年の10連休。

誰もが休みを享受できるわけではなく、逆に大変な季節を過ごすことにもなります。

一番心配なのが、新入社員です。

 

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1.五月病

 

いつの年も、乗り越えなければならない五月病

 

ウィキペディア先生の助けを借りますと。

 

五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生や社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称である。(中略)うつ病に似た症状がしばしば5月のゴールデンウィーク明け頃から起こることが多いためこの名称がある。

 

そう、連休明けに心身の調子を崩す新入社員が多いんですね。

 

 

2.わたしも経験者

 

かくいうわたしも経験者です。

厳密には5月ではなく、夏の3日ほどの連休明けに、五月病の症状になりました。

 

「電磁波、どうした? 顔色が悪いぞ」

 

と、当時の上司に言われた記憶が鮮明に残っています。

わたし自身、調子を崩しているとは感じておらず、普通に会社に出社したのですが、崩していたことを見抜かれました。そしてしばらく、ココロの不調が続いたのでした。

 

本人が気づかないケースもあるので、総務担当者は心してかかってください。

 

 

3.初の給料

 

4月下旬には、はじめての給料も支給されます。

そして連休、とくれば、イベントを重ねることでしょう。

 

ペースが乱れる原因の大きなひとつですね。

 

 

4.新人たちが不調に陥らないために

 

生活が乱れる要素満載の連休、しかもその連休が10連休という大規模。

ですが、今、彼ら彼女らに言えるアドバイスはシンプルなこと。

 

  • 今の起床の時刻・就寝の時刻を守ること
  • 1日3食を守ること

 

 

(1)今の起床の時刻・就寝の時刻を守ること

 

大学生だと、学生時代の乱れた生活から規律正しい起床・就寝の生活になったと思われます。それをぜひ守るように。

高校生ならさほど乱れていなかったかもしれません。それでも、春休みはだらけていたかも。

 

社会人なりたての早寝早起きのペースを守れ!

 

 

(2)1日3食を守ること

 

これまた大学生、短大生は乱れていたであろう食生活を、決まった時刻に1日3回の食事のペースを守れ!

 

もしそうしてなかったのなら、今から1日3食の生活にしなさい。

 

 

 

というのを、企業の総務・人事・労務・教育担当者は新人たちに伝えよう。

給料をもらって連休を迎えるのが初体験という新人たちに、先輩としてしっかり伝えよう。

 

 

このアドバイスがあるのと無いのとでは大きく違うよ。

 

連休中にいらぬ誘い(会社辞めてフリーランスに、●●セミナーに参加しようなどなど)に魅力まがいを感じ、イケハヤやはあちゅうや界隈の連中になびいていかないように。

 

新人たちを守るのは、総務担当者のあなただ!