新米管理職が書き綴る人事労務の仕事の毎日

管理職・マネージャーになりたて、あるいはこれから管理職を目指そうという方に向けて、現役管理職のわたしが経験談を中心に参考になる話をします。

JK(高校生)が考えている「こんな会社に入りたい」「こんな会社には入りたくない!」

就職を目指す高校生たちと雑談をする機会がありました。

彼ら彼女らに聞いた、に聞いた、「こんな会社に入りたい」「こんな会社には入りたくない」です。企業の採用担当者(わたしを含む)は参考にしましょう。

ちなみに、男女の割合は女子学生が9割程度です。

 

 

 

 

1.入りたい会社

 

  • 自宅から近い
  • ブラック企業じゃない
  • 給与が他の企業と比較して良い(高い)
  • 職場の雰囲気が良い
  • やりたいと希望していた仕事ができる

 

 

2.入りたくない会社

 

ブラック企業(→次項参照)

 

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3.JKが考える「ブラック企業」とは

 

「君たちが考えるブラック企業って、どんな企業?」

と質問してみました。社会人経験がない彼女たちなので、正確な表現じゃない部分があります。高校生の時点でどういう理解をしているか、という観点で参考になると思いますので、そのまま掲載します。

 

  • 事前に説明された仕事とは違う仕事をさせられる
  • ハラスメントがある(注1)
  • 職場体験でのブラック経験(注2)

 

 

注1:「ハラスメントってどんなもの?」と聞くと、彼女たちははっきり知っているわけではありませんでした。パワハラやセクハラの概要を説明すると、「それです」との反応。

 

注2:高校生の授業の一環として、職場体験が存在します。この発言をした高校生の実際の体験を教えてもらいました。説明してくれる前に「会社の名前は言えませんが」との前置き。真面目な生徒でした。

 

  • 9:00までの集合、15時までの体験という予定だった
  • 8:45に企業に到着した。まだ時間的に余裕があったと思っていたが、「(作業衣への着替えを)早くしろ。ボヤボヤしてるんじゃない!」と怒られた
  • 15時に終了の予定だったが、大幅に遅れて17時の終了となった。事前・当日・終了後、どの時点でも説明はなく、謝罪的なものもなかった

 

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高校生にしても、大卒・短大卒にしても、新卒学生を集めるのに、現在ほど厳しい時代はありません。

就職を希望する学生からそっぽ向かれる企業は、お客様(消費者)からもそっぽ向かれます。