新米管理職が書き綴る人事労務の仕事の毎日

管理職・マネージャーになりたて、あるいはこれから管理職を目指そうという方に向けて、現役管理職のわたしが経験談を中心に参考になる話をします。

言葉をあやつるのが事務職・管理職の仕事といっても過言ではない

今週のお題「2018年の抱負」

それなりの決意を持って始めたこのブログですが、10月〜11月で6記事。

情けなくて申し訳ないです。

でも、メインブログでも宣言しました。

 

1週間に1記事以上、書く!

 

と。

 

www.ewave.space

 

ということで、2018年はしっかり頑張ります。

 

 

 

1.言葉が最大・最重要のスキル

 

休日、本屋さんをぶらぶらしてました。

売り上げランキング上位の本が並べられてる棚をみたら、この本がありました。

齋藤孝さんの「大人の語彙力ノート」。

 

 

数ページを立ち読みしてみました。

同じことを伝えるのでも、言い方を変えることで語彙力が増える、その場その場にあった表現ができる、という言い換えの事例の紹介です。

こう言っちゃなんですが、その数ページだけでいえば普段から使いまわしている言葉でした。

 

たとえば、

 

教えてください → ご教示ください

なるほど → おっしゃるとおりです

 

などです。

 

思えば、わたしの仕事時間中のほとんどは、しゃべる、あるいは書くことにほとんどの時間を費やしています。

その中身は、自分が本能に基づいてのしゃべりである割合は少なく、公式な文書、あるいはそこまでいかずとも丁寧な用語、伝える相手に配慮した文章を使っています。

 

ほとんどの、組織に属して仕事をしている人がそうなのではないでしょうか。

なるほど、そのような適切な言い換えの指南書が売れるわけです。

 

 

 

2.総務に求められる言葉のスキル

 

わたしは総務という仕事をしています。

総務と表現すると非常にテリトリーが広くなります。実際、小さい組織の総務ですので、何でも屋であることは間違いないのですが、その中でも人事・労務が仕事の中心です。

総務のなかで最もエネルギーと時間を必要とすると言ってもいいと思います。

 

そんな仕事に求められる言葉のスキルは、前項で書いたものにさらに上乗せされるとわたしは考えています。

 

労働組合との協議、社員からの問い合わせ、メンタルヘルスコンプライアンスに関する相談事などなど。思っていることをそのまま言うわけにはいかない場面が多い。

そんなとき、相手の言うことだけをしっかり聴きこちら側の言いたいこと・主張などは特段不要な場合の「傾聴」はもちろん、言わなければならないことを伝える。でも主張だけではなく、相手の立場・存在を理解した上での主張、相手を痛めつけない言い方などが必要です。

 

そんなときは、アサーションです。

 

アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです。

Weblioより

 

トレーニングでもアサーションのスキルは上達するようですが、わたしの経験で言うなら3つくらいあるポイントのひとつは「言葉」です。

言葉がどれだけの影響力を持つのか、しっかり考え抜く、想像力を働かせる、そして語彙を増やすことだと思います。

 

 

 

3.管理職にも必要な言葉・アサーション

 

人事・労務の仕事をしているわたしのことを話してきましたが、人の上に立つ管理職、マネージャーといった人たちにも必須なのが、言葉の重要性でありアサーションだと思います。

 

最も必要な職業なのは、議員や著名人、テレビなどに多く露出する芸能人などの皆さんではないでしょうか。

 

昨年も、失言、暴言などいくつもありました。

トランプ米大統領はもとより、日本の国会議員の事例だけ取り上げてみても、

 

「私や妻は一切関わっていない。もし関わっていたら間違いなく、首相も国会議員も辞任するということを、はっきり申し上げる」

一番のガンは文化学芸員と言われるひと

まだ東北の方だったからよかった

「このハゲェ~!」「違うだろ~ッ!」

自衛隊としてもお願いしたい

なんであんな黒いのが好きなんだ

 

 

などなど暇がありません。

この中には、失言ではなく正確なことを話しただけというのもありますが、その言葉どおり行動していないので失言としか言えません、てなものもあります。

国会議員という立場で、言葉がどれだけ影響力を持つのか一切わかっておられないようです。

 

選挙権、公民権をもつわたしたちはしっかり行使しないといけないということかもしれませんが、我々自信もしっかり言葉の意味合いを理解したいものです。