あだ名が小学校などで様々な観点から問題になっているようです。
(たとえば、こちら)
あだ名は企業においても問題をもっています。
以下、わたしの経験談も踏まえ、ご紹介します。
1.さん付け
多くの企業で「さん付け」を行なっておられると思います。
半沢部長、中野渡頭取などと役職をつける呼び方ではなく、「半沢さん」「中野渡さん」てな感じ。
わたしが社会人になったのは30年ほど前。
すでにその頃から定着しつつありましたし、徐々にこの風習が広がっていっている、という感じだと思います。
ただ、この2〜3年で採用した従業員から、時々
「この会社ってさん付けなんですね。最初慣れなかったです」
というような言葉が出てくることもあります。
2.愛称
わたしがあるときに在籍した部署でも、もちろん「さん付け」でした。
わたし自身もそれを実践していました。
が、わたしのチームはとても仲が良く、仕事仲間とは思えないほど。
数回、慰安旅行でもないのに小旅行にも行ってたほどです。
なので、チームの中ではさん付けではなく、下の名前で「ちゃん付け」で呼ぶのもときどきありました。
半沢さんではなく、「直樹ちゃん」てな感じです。
これは、チームのリーダーA(わたしではない)も同じでした。
ところが、そのリーダーAのさらに上位のリーダーBがわたしに対し、
「●●さん(苗字)に対し、■■ちゃん(下の名前)と呼ぶのはおかしい」
と指導されました。
わたしとしては、「さん付け」の趣旨を間違っておらず、その相手(女性社員)に聞いても
「●●さんよりは、■■ちゃんと呼んでもらったほうが、より親しい感じがするのでいい」
ということもあったので、間違ってないと思ってました。
3.リーダーBの真意
リーダーBの真意はこうでした。
「あなたと彼女の間、チームの中での話は理解できるが、あなたが他の社員をさん付けで呼ぶことと、●●さんをちゃん付けで呼ぶことに差があることには間違いない。他の社員も同じく。その差はより仲がいい・親しいということだとしても、周囲から見れば差をつけている、と見られるのは間違いない。だから、たとえ堅苦しいと思うかもしれないが、全員がさん付けするのが望ましい」
というものでした。
なるほど、これは納得せざるを得ない。
なお、それでもわたしは■■ちゃんと呼ぶのを間違っていないと思うのですが、リーダーBの指導に従うことにしました。
さて、みなさんの会社、職場ではどうですか。