一流のマネージャーは、パワハラと「厳しい指導」の境目を区別する
ハラスメントのニュースについて、枚挙にいとまがない昨今。
しょうがねえなあ、あいつら
と、問題になる指導者を他人事と思ってませんか。
ビジネスパーソン、職場でもパワハラになりがちな指導はあります。
リーダー、マネージャー、管理職らはこれらをしっかり区別、意識して指導する必要があります。
パワハラになってしまう可能性 | 厳しいが適切な指導 |
自分の価値観で一方的に相手を否定する | 相手の価値観を認めたうえで指導する |
相手を受け入れずに、ダメ出しをする | 相手の長所を評価しつつ、改善すべき点は厳しく指導する |
相手の性格やくせなど、人格も否定する | 相手の役割や職務の範囲で指導する、起きた事実をもとにそのことだけを注意する |
相手の立場や環境をまったく考慮に入れない | 相手の状況に応じ、適切な叱り方をする |
ミスは絶対に許さないという考え方 | ミスをどのように防ぐかへの対応にフォーカスする |
相手がつぶれてもいい、ケガしても仕方ないというスタンス | 相手や組織を成長させるための指導というスタンスを厳守する |
もちろん、これらを区別すれば暴力をふるってもいいわけではありません。
無茶な罰(たとえばグラウンド100周走る、意味なく降格させる、シュレッダーだけしか仕事を与えない・・・)を与えていいわけでもありません。
人間性の尊重、育成・成長をうながす、仕事のその先にあるお客様、消費者の益になるかを指導、マネジメントのベースに置く必要があります。