安倍首相の「有給休暇を取りやすいように経済界に要請」のおかしさはみんなに伝わっているよ
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響に対し、安倍晋三首相は経済界に「有給休暇を取りやすいように」と要請したらしい。
この要請はよくわかりませんね。
企業で労務を担当している方々ならおわかりですね、おかしさの意味が。
年次有給休暇は、法律(労働基準法)に定められた労働者の持つ権利。
労働者の持つ権利の行使を、なぜ首相が経済界に要請しなければならないのか。
昨日(2020/02/29)の記者会見で安倍首相は、小中高の一斉休校で仕事が無くなる(そのため給与が減ることとなるパートタイマー等)労働者への休業に伴う所得減少への新たな助成金制度に言及してました。
するならそういうことです。
労働者の権利を経済界に要請する話じゃありません。
安倍首相自身、そしてその取り巻き(秘書官、質疑応答を作成するゴーストライター・・・)はわかってないんでしょうね。
厚労省と相談したなら、「年休はそんなもんじゃないんですよ」と諭されたでしょうに。
いや、今の内閣、官僚には彼をさとすことができるひとはいないでしょうね。
現実的には、新型コロナウイルスに関する休業、医療機関受診のために欠勤となる勤怠は、無欠勤(無事故)・給与支給という扱いをとる企業が増えているようです。
うちの会社も。