新米管理職が書き綴る人事労務の仕事の毎日

管理職・マネージャーになりたて、あるいはこれから管理職を目指そうという方に向けて、現役管理職のわたしが経験談を中心に参考になる話をします。

コロナ禍の就職の難しさ:CAたち、車販売店

すべての責任をコロナに押し付けるわけにはいきません。

でも、就職活動、あるいは仕事を続ける・雇用が継続されるのは難しい、としみじみと感じた出来事を当事者に代わってご紹介します。

 

 

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1.航空会社社員が自動車販売会社に出向

 

航空会社社員が自動車販売会社に出向する、というニュースが報じられました。

 

mainichi.jp

 

コロナで売上が大きく減少した航空会社。

客室乗務員含む多くの従業員が出向を命じられ、出向先で活躍する・しているという情報は多く報じられましたね。

 

その中で、航空会社とレクサスという関係は合っているなあ、と思いました。

 

レクサスは、車の品質だけではなく、販売店などでの接客、おもてなしも普通じゃないという話は聞いたことがあります。

(残念ながら、わたしはレクサスユーザーではありません。)

 

おもてなしに優れている航空会社社員の出向先としては、ピッタリだな、と。

 

また、リンク先の記事にありますが、レクサスも「日本航空に追いつけ」とがんばっていたとのこと。

見事なマリアージュだな、と思えます。

 

 

 

2.居酒屋のアルバイト店員

 

このニュースを、わたしは評価しました。

そう思える理由が、上記にあげた以外にもあります。

 

 

時々ですが通っていた、とある居酒屋。

外出自粛が少し緩和され、「一人飲みだったら許されるだろ」と昨年秋、久しぶりに飲みに行きました。

 

雑談することもあった、アルバイト店員さん。

 

「就職が決まって、このお店でアルバイトするの、今月で最後なんです」

 

「へぇ、そうなんだ。よかったね!」

 

就職が大変な状況に陥った2020年。

就職が決まってよかった、と思ったのと同時に、接客がしっかりできてて、しかも笑顔がかわいい(表情という意味で、素敵な笑顔もおもてなしの一面だと思いますが)彼女と会えなくなるのが残念に思ったのも事実です。

 

「専門学校に通ってるって話したことありましたよね。実は客室乗務員になるための学校だったんですけど、コロナ禍で就職が難しくなって、航空会社はダメだったんです。でも、自動車販売会社に就職できることになったんです」

 

なるほど。

その会社はおもてなし、接客なども含めたサービス全体を売りにしていると聞いている。

彼女なら、そして客室乗務員になるために学ぶ人材ならぴったり。

 

「学んだことが生かされる職場だね。しかもあなただったらピッタリだよ」

 

この話が、昨年10月です。

 

レクサス⇔航空会社

 

の話を、先に知っていたというかなんというか。

 

 

3.コロナ禍で「禍福はあざなえる縄の如し」

 

居酒屋のアルバイトは、客室乗務員になれなかったのを残念に思ったでしょう。

でも、彼女の勉強や想いは生かされる。

 

しかも、彼女の就職から数ヵ月後、彼女は航空会社からの受け入れをする側にいることになりました。

 

 

禍福はあざなえる縄の如し

 

というか

 

人間万事塞翁が馬

 

というか。

 

 

レクサスも、日航も、日航以外の航空会社も、みんながんばれ。