新米管理職が書き綴る人事労務の仕事の毎日

管理職・マネージャーになりたて、あるいはこれから管理職を目指そうという方に向けて、現役管理職のわたしが経験談を中心に参考になる話をします。

あだ名の問題は、学校だけではない、企業にもある「どう呼べばいいのか」

あだ名が小学校などで様々な観点から問題になっているようです。

 

(たとえば、こちら)

news.yahoo.co.jp

 

 

あだ名は企業においても問題をもっています。

以下、わたしの経験談も踏まえ、ご紹介します。

 

f:id:e-wave:20201107131744j:plain

 

1.さん付け

 

多くの企業で「さん付け」を行なっておられると思います。

 

半沢部長、中野渡頭取などと役職をつける呼び方ではなく、「半沢さん」「中野渡さん」てな感じ。

 

わたしが社会人になったのは30年ほど前。

すでにその頃から定着しつつありましたし、徐々にこの風習が広がっていっている、という感じだと思います。

 

ただ、この2〜3年で採用した従業員から、時々

「この会社ってさん付けなんですね。最初慣れなかったです」

というような言葉が出てくることもあります。

 

 

2.愛称

 

わたしがあるときに在籍した部署でも、もちろん「さん付け」でした。

わたし自身もそれを実践していました。

 

が、わたしのチームはとても仲が良く、仕事仲間とは思えないほど。

数回、慰安旅行でもないのに小旅行にも行ってたほどです。

 

なので、チームの中ではさん付けではなく、下の名前で「ちゃん付け」で呼ぶのもときどきありました。

半沢さんではなく、「直樹ちゃん」てな感じです。

 

これは、チームのリーダーA(わたしではない)も同じでした。

ところが、そのリーダーAのさらに上位のリーダーBがわたしに対し、

「●●さん(苗字)に対し、■■ちゃん(下の名前)と呼ぶのはおかしい」 

と指導されました。

 

わたしとしては、「さん付け」の趣旨を間違っておらず、その相手(女性社員)に聞いても

「●●さんよりは、■■ちゃんと呼んでもらったほうが、より親しい感じがするのでいい」 

ということもあったので、間違ってないと思ってました。

 

 

3.リーダーBの真意

 

リーダーBの真意はこうでした。

「あなたと彼女の間、チームの中での話は理解できるが、あなたが他の社員をさん付けで呼ぶことと、●●さんをちゃん付けで呼ぶことに差があることには間違いない。他の社員も同じく。その差はより仲がいい・親しいということだとしても、周囲から見れば差をつけている、と見られるのは間違いない。だから、たとえ堅苦しいと思うかもしれないが、全員がさん付けするのが望ましい」

というものでした。

 

なるほど、これは納得せざるを得ない。

 

なお、それでもわたしは■■ちゃんと呼ぶのを間違っていないと思うのですが、リーダーBの指導に従うことにしました。

 

 

さて、みなさんの会社、職場ではどうですか。

 

 

パートナーシップ・マネジメント

パートナーシップ・マネジメント

  • 作者:橋口 寛
  • 発売日: 2006/04/10
  • メディア: 単行本