新米管理職が書き綴る人事労務の仕事の毎日

管理職・マネージャーになりたて、あるいはこれから管理職を目指そうという方に向けて、現役管理職のわたしが経験談を中心に参考になる話をします。

在宅勤務なんて、見切り発車でやっちゃえばいい。課題はやってみたらわかる

東京オリンピックパラリンピック対策として、主に首都圏の企業が前向きに考え始めたテレワーク、在宅勤務。

ここへきて、新型コロナウイルスのリスクもあり、真剣さが増しました。

 

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在宅勤務なんて、やっちゃったらいいんです、早く。

 

 

1.我が職場で実行しました

 

うちの職場は首都圏ではありませんが、在宅勤務に積極的。

制度も数年前に制定されてました。

 

ボスから、

  • 管理職が率先して実践しよう
  • 電磁波くん、在宅勤務、やっちゃってみてよ

 

なんて声が出てました。

「よしきた」その声を聞き、ここぞとばかりに部下のAさん(女性)に、

 

「Aさん、お子さんにインフルエンザが出た時とか、在宅勤務便利だろうから、やってみようよ」

「そうですね。いいんですか?」

「いいよ。むしろ、みんながやり始めるときの課題とか、注意すべきこととか予めわかると、逆にありがたいから。自宅にWi-Fiあるよね」

「あるんですけど、念のためモバイル端末借りてもいいですか?」

「いいよ、もちろん」

 

てな感じで、翌週のどこか1日は在宅勤務にすることにしてました。

で、週明けの月曜日、電話があり、

 

「娘がインフルエンザになっちゃって・・・」

「あら、予想してたことがほんとに起きちゃったね。休暇はもちろん、先週話してた在宅勤務も選択肢あるけど、どうする?」

「やんなきゃいけない仕事もあるので、在宅勤務させてください」

「オッケー」

 

こんな感じで、やってみました在宅勤務。

 

 

2.課題

 

この経験で、在宅勤務で浮かび上がったメリット、課題をご紹介しますね。

 

メリット

  • 往復の通勤時間のムダが削減できる
  • 子どもなど、ご家族の面倒をみながら仕事できる
  • 仕事のアウトプットとは何なのか、という意識が芽生える
  • 家族(特に子ども)が、自分の仕事に対してどんなイメージを持っているのかを知る機会

 

課題

  • 自宅にネット環境が必要。会社がモバイル端末を持っていればOK
  • 仕事と仕事以外の時間の切り分け、意識の切り分けが必要
  • 仕事の始まりと終わりの明確化(何時から仕事したか、何時に仕事を終えたか)の上司との確認
  • 在宅勤務をいつやるか、を上司や職場の同僚と事前に共有する必要あり

 

 

課題といっても、難しいことはありません。

フライングでもいいので、始めちゃったらわかることだし、軽く解決できる話。

在宅勤務じゃない場面に対しても有効に働く課題。

 

むしろ、メリットの方が大きいことがわかります。

特に、今回の経験で興味深かったのは、部下の娘さんが、お母さんの仕事に関して抱いていたイメージを、実際に言葉として聞いたこと。

 

「お母さんの仕事って、パソコンでできるんだね」

「パソコンだけじゃないけどね」

 

そんなやりとりがあったそう。

 

 

風邪くらいでは休めない・休まない、という日本。

 

これが、インフルエンザが蔓延する一番の元凶とも言われています。

インフルエンザをはじめとした感染症の拡散を止めることができるし、渋滞解消にも貢献するし、良いことづくめ。

 

まあ、地域や企業の体質、仕事の内容にもよるけど、まずやってみようよ、在宅勤務。

 

 

 

実践! テレワークで「働き方改革」 (日経ムック)

実践! テレワークで「働き方改革」 (日経ムック)

 

 

葬儀ごとが連続した年末年始、響いた僧侶の言葉

この年末年始。法事やら訃報やらが連続しました。

その中で聞いた、僧侶の言葉にストンと落ちるものがありました。

 

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1.僧侶の言葉

 

仕事納めの12月30日、妻からLINE。

遠方に住む叔父が亡くなったとの報。

年末年始は葬儀場の利用ができないとのことで、年越しすることに。

 

もともと予定していた、伯母の三回忌の法要を1月2日に実施。

 

1月2日の朝には、同僚のマネージャーから「部下のご祖父の訃報あり」とのメール。

会社の規定により、部門長名義の弔電打電。本人に電話し、急いで手配。

(ふだんは部下がやっているのだが、正月から働かせるわけにはいかない。管理職の仕事)

 

そして今、晦日に亡くなった叔父の葬儀会場を後にしたところ。

 

こんな風に、不幸事が続いた年末年始でした。

 

 

プライベートはもちろんですが、仕事としても「人の不幸事には最優先であたる」。

そう教えられてきました。

 

 

 

三回忌の法要をつとめてくださった僧侶。

普段から親しくしていただいており、法要のあとに説教もいただきます。

 

宗教とは、目に見えないものを信じること、なのだそうです。

小学校で出された、ある質問。

「氷は溶ける(とける)と、何になる?」

「氷が溶けると、水になる」

これが普通の答えでしょう。正解です。が、こう答えた子どもがいたそうです。

「氷が溶けると、になる」

その子どもは、北国に生まれ育ったのでしょう。

雪と氷に閉ざされた街から雪や氷がなくなっていくと、春がやってくる。

そんな地域に育った子どもたちの、春を待ち望む想いが伝わる「答え」です。

先生は、想定外の回答が出たことに驚くも、もちろん間違いとはせず、よく理解されたという話です。

 

わたしは北海道や東北で生活したことがありません。

だから、「春がやってくる」という想像はできません。

でも、そのような発想をする子どもたちがいること、氷が溶けると春がやってくることを想像し、理解することはできます。

まさにこれも、「目には見えないが、それを理解する、信じる」

ということの一例ではないか、と思います。

 

亡くなった人は仏様になる、と言います。

そして、法事のときにはこのお仏壇にやってくるのです。

今日は●●おばさまのことを思い、懐かしむ時間になりました。

 

 

要約ですが、こんなお話でした。

 

 

「宗教とは、目には見えないもの、ことを信じること」

この出だしに、最初は、「いつもの僧侶らしくない、いやらしい切り出しだな」と警戒したのが本音でしたが、話を最後まで聴いて、腹にストンと落ちました。

自分の説教を「・・・信じることだそうです」と表現するのは、この僧侶のキャラクターでして、押し付けないスタンスも心地よいです。

 

 

この日、親戚が、飼っている犬とともに参列してくれてました。

この犬が、法要がはじまる30分ほど前に、ギャンギャン吠え出しました。

滅多に吠えないワンちゃん、しかも飼い主もそばにいるのに・・・。

もしかして、●●おばさんがやってきたのが見えたのか。

愚問と思いながらも僧侶に聞いてみると。

 

あー、もしかしたらワンちゃんには見えたかもしれませんね。

人間という動物は随分と退化したそうです。

今では、どんな人間も見えなくなってしまったものを、犬は見ることができたのかもしれませんね。

 

 

 

2.管理者としてとらえたい言葉

 

「目に見えないものを信じる、感じとる」

 

僧侶の言葉は、企業人、管理職という仕事としてとらえた場合でも非常に有意義と思います。

 

管理職にとって、想像力というものがとても大事だと思います。

この場合の想像力とは、

 

  • 仕事の相手は何を考えているのか
  • 部下は何が大事だと思っているのか
  • 自分の言葉が相手にどう伝わったか
  • 相手に自分の伝えたい意味合いは伝わったか、相手に自分の伝えたいことをどう話せば伝わるだろうか

 

等々です。

想像力というより、想像しようとする意識といいますか、意欲、想像しようという志と言った方が近いかもしれません。

便宜上、想像力と表現することにします。

 

この想像力がないと、コミュニケーションが成り立たない、管理職の仕事のほとんどは想像力、コミュニケーションから成り立っているといっても過言ではないと思うのです。

特に、管理職、マネジメントをする立場に立つならば、自分と部下の関係、自分と上司の関係、部署全体の人のつながり、お客様とのつながりなど、いろいろな場面で想像力を発揮させないと良い仕事ができない。

 

コミュニケーションがなければ部下は育たないし、お客様、取引先、営業訪問先の求めるものに対する成果も得られない。

 

僧侶の言葉が、想像力、つまりは管理職が備えなければならない素養に気づかせてくれました。

 

 

3.人は退化していく

 

退化した人物が要職についていたり、政治家だったり。

そう思えてしまう世の中になっていることが残念に思われる正月でもありました。

みなさんのお正月はどんなお正月でしたか。

 

 

「非正規雇用」という言葉に騙されないようにしないと、ね。

「非正規雇用」という雇用形態がありますが、この言葉にだまされないようにしたい、と常々思ってます。

 

 

 

 

1.「非正規雇用」とは雇用形態ではない

 

正規雇用というのは、具体的には、

 

 

といった雇用形態を非正規雇用と言うのだろうと思います。

 

 

一方、「非正規雇用」って、言葉だけを解釈するなら

 

正規じゃない雇用

 

ということになりますよね。

 

 

派遣や有期雇用は正規じゃないのでしょうか。

 

そりゃ、安定的に雇用が続く、賃金も高いほうがいい、労働時間も長いほうが給与額が高くなるので良い、というのはあるでしょう。

が、人事・労務の現場では、

 

「気楽に仕事をしたい」

「家族の世話があるので、フルタイム勤務はできない」

「ひとつの仕事を深く、長くするのではなく、いろんな仕事、会社で仕事をするスタイルの方がいい」

 

という言葉をしょっちゅう聞きます。

 

逆に、無期雇用(いわゆる正社員)は正規、正義なんでしょうか。

現場にいると、こんな場面によく出くわします。

マレなケースではありません。

 

 

2.労働行政の方向

 

昔から、労働行政は非正規雇用正規雇用に持ってこようという法改正をしてきています。

 

  • 有期雇用契約は最大5年まで
  • 派遣労働契約の業種を制限

 

などなど。

これも、前項同様、人事労務の現場では「どうかなあ?」と感じる場面が多い。

 

たとえば、こんなケース

企業側:5年を超えると無期雇用にしないといけない。だとしたら●●さんの雇用契約はここまで

労働者側:無期雇用となると、自己都合退職以外はその仕事・会社を辞められない。それは困る

 

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労働者の側からみても、雇い主(企業)側からみても、労働行政の方向は疑問を感じることが多いです。

 

以下、わたしの仕事で実際に経験した事例、2つです。

 

  1. 子ども(第一子)が2歳のときに入社した契約社員の女性。子どもさんのお世話があるからフルタイム勤務は難しく、半日勤務として入社。労働契約法の改正で5年を超える有期雇用はできないため、正社員への変更を会社から彼女に申し出たが、「正社員は求められるものが深く、ある程度自由な働き方がいい」ということで辞退。20年近い勤務を終え、退社。
  2. 派遣契約で就労がスタートしたスタッフ。3年の満了前に、業務水準の高さや勤勉さからその職場のかかせない一員となり正社員への変更を検討するも、本人の希望が沿わず。

 

 

 

3.消費増税

 

消費税が8%から10%に上がりました。

国民にとっては、大きな費用負担です。

 

社会保障に使うために、だそうですが、現実はそうでもなさそう。

 

 

togetter.com

 

 

引用先のTwitter群が真実なのかどうかわかりませんが、安倍政権のことだから怪しいのは怪しい。(と思い込むのは良くないでしょうが)

 

企業の内部留保が463兆円(2018年)と過去最大だそうです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49310220S9A900C1EE8000/

 

これを少しでも税源に出させればいいのに、あるいは労働者に出し(給与を増やし)、労働者(被雇用者だけではなく管理職に対しても。この記事全体についても同じ)の生活が豊かになるようにすればいいと思うんですが。

 

内部留保」とはこちらをクリック(ウィキペディア

 

 

 4.「非正規」という言葉が持つ威力

 

「非正規」という言葉には威力があります。

 

  • 非正規は悪
  • 非正規を正規のものにしなければならない

 

というベクトルを生んでしまう。

でも、現実の世界ではそればかりではない。(というのは上掲のとおり)

現実の世界を知らない人には、自然と「非正規雇用は悪いもの」と思わせてしまいます。

 

企業はためこまず、従業員に還元しよう

政治は、税金を正当な方法で取り扱い(納税、税務署、証憑書類、証拠)、正当な目的に使う

総理大臣は、海外のお友達の娘へのプレゼントごときに、何十億も使わないでほしい

総理大臣は、自分の支持者に税金を使わないでほしい、法違反をしないでほしい

 

そんな、普通のことを考えるわけです。

 

 

「じゃあ、おまえんとこはどうなんだよ?」

 

わたしの勤務先、そこそこ大きい給与改定(ベースアップ)を行ないます。

小さな企業ですから、ニュースになるほどではないですが。激しい労使交渉があったわけではないですが、水準が低い・利益は少しでも還元、という考え方から、です。

 

 

わたしは、企業の経営者の立場にはなく、ブランチの人事労務担当の管理職でしかありませんが、少なくとも職場の中では従業員の福祉や豊かな社会人生活が実現するための仕事をしていくだけです。

あ、それと大事なこと。選挙権、投票権で政治にしっかり関わること。

 

 

 

 

セブンイレブンの残業手当未払いは深刻な話だぞ、無視してはいけない

セブンイレブンが残業代を支払ってなかった、というニュース。

これ、深刻だぜ。

 

 

www.nikkei.com

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53154780Q9A211C1MM0000/

 

 

1.直接払の原則

 

 

 辰巳孝太郎議員の指摘のとおり、賃金は直接払いの原則があります。

 雇用主が従業員に給料を直接支払わなければならない、ということ。

 

そんなの当たり前でしょ!

 

と多くの方々が思うことでしょう。

そう、当たり前です。

が、そうじゃなかった時代があって、直接払いの原則が労働基準法に盛り込まれたのです。

 

セブンイレブンの場合、元記事によると、給与計算を代行しているとのこと。

 

  • 雇用主:オーナー
  • 被雇用者:コンビニの従業員(今回の被害者)

 

法律はオーナーが従業員に支払うべき、と定義しているわけですが、セブンイレブンが代行していた・そのセブンイレブンが支払ってなかった、という事象です。

 

 

2.未払いは1970年代から・・・

 

元記事の全文がわからないのですが、1970年代から残業代が支払われていなかった可能性がある、と書かれています。

 

ウィキペディアによると、セブンイレブンジャパンは1973年に設立、とのこと。

「未払いは1970年代から」が事実なら、設立当初、あるいは設立直後の頃から支払われていなかった、ということになります。

 

 

給与計算に少しでも携わった方なら簡単に想像がつくと思うのですが、1970年代の給与計算システムがそのまま残っているとは思えません。

そもそも当時に、コンピュータとかで計算していたとは思えませんが

 

 

設立当時は給与計算すべき人数が少なく、手計算でも間に合っていたかもしれませんが、現代ではどうでしょうか。セブンイレブンが代行し、給与計算すべき対象者は何人でしょうか。とても手計算はできない。

 

設立から現在まで、給与計算の方法、コンピュータ、ソフトウェアは代替わりしているはず。そこで残業代の計算ミスが発見されなかったわけがない。

当初からセブンイレブンは残業代を支払わないつもりだった、と考えざるを得ない。

 

 

news.tbs.co.jp

 

 

ニュースの詳細がわからないので思い込み(アンコンシャス・バイアス)があると良くない。今回の計算のミス・未払いの中身がなんなのかもはっきりしません。

セブンイレブンに一所懸命忖度すると。

 

  • 労働基準法に定められた法定内残業の割増率はちゃんと払っていた(セブンイレブンの賃金規則は法律を上回っていた)可能性
  • 法律が定める「残業」は、1日あたりだと8時間を超える労働時間だが、8時間を超えない範囲の残業代は支払われていた

 

等などあるかもしれません。

 

 

が、それでも、労働基準監督署が指摘していた・長年に渡って続いていたなどの状証拠から察すれば、違法のレベルだったのだろう。

それは確実でしょうね。

要は、

 

セブンイレブンは、法律上支払うべき賃金を支払ってなかった

 

ということでしょう。

 

 

 

セブンイレブンは、記録に残っている未払い以前のものも支払う・なんらかの対応をする、今後の給与計算・ガバナンスをちゃんとしたものにすべし、等など宿題は多いです。

 

もちろん、セブンイレブン以外のコンビニも、同じ事情があるとすれば改善すべきです。

 

 

 

支払うべき賃金を支払っていなかったのは、ブラック企業はもちろん、それよりなにより法律違反です。

 

憲法をまもるべきなのに、まもろうともせず、改正をしたがっている安倍首相も法律違反です。

 

 

3.参考

 

労働基準法が定める、賃金に関する原則ですが。

三原則と五原則があります。

最も基本である三原則は、

 

  • 直接、本人に支払う
  • 通貨で支払う
  • 全額を支払う

 

という3つです。

 

説明したいのはヤマヤマですが、長くなったのでとりあえずはここまで。

 

 

 

 

 

偏差値は人の価値をはかるメーターではない、いや寧ろ偏差値と人の価値は反比例もある

【追記】2019/12/04

重要なことを書き忘れていました。最後部に追記しました。

 

入試で、より高い偏差値の学校にはいろうと、勉強に必死の学生(と親)に悪いのですが、偏差値が高い=人の価値が高い、とはいえないことがあります。

 

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偏差値についての、人事労務担当者の風景 3選です。

 

 

 

1.これまで一緒に仕事した東大の人物たち

 

偏差値と言えば、東大。(というのが浅はかなわたしのイメージ)

 

わたしのこれまでの社会人人生の中で、東大卒の人と接することがありました。

同じ職場、同じ会社、社外の友人・・・。

数えてみると、片手(5人)かな。

 

どの方もすべて素敵な方々でした。以下の項目が共通しています。

 

  • 頭がいい、切れる(「キレる」ではありません。仕事ができるという意味の「切れる」です)
  • 魅力的(簡単な言葉では説明がつかない ※記事の最後の方に若干触れます)
  • 物事に真剣に取り組む(仕事に限らず、遊びにもとことん前のめり)

 

東大はガリ勉、バランスに欠ける等などの先入観・偏見(アンコンシャス・バイアス)をそれまでは持っていた時期もありましたが、彼ら彼女らに出会ってからはいい意味でものの見方が覆されました。

 

わたしは恵まれていました。少なくとも、この彼ら彼女らは

偏差値が高い=人間的な魅力が満載

です。

 

★追記★ 2019/12/04

最後の方に追記しました。このうち1人は「なんだかなあ」な行動をした人です。

 

 

2.職場にいる若い社員、Xさん

 

同じ職場にいるXさん。

この方も偏差値が高い学校を卒業されてます。

学部・学科によっては、東大を超えるのではないでしょうか。

 

この人物は、変わり者です。普通、常識が通じません。

 

例えば、昇格しよう、出世しよう、給与(賃金)を上げようと思うなら、仕事を頑張ると考えるのが普通ですよね。

でもこの人物は違います。

 

人事・労務の仕事をしているわたしに、

 

  • どうすれば出世しますか
  • どうすれば給与が上がりますか
  • 副業を認めてもらうには、どうすればいいですか

 

と相談してきます。

 

その相談がまっとうなものであればいいんです。

  • どうすれば出世するか⇒会社の評価する人物像はどんなものか、上に立つ人間に求められる要素はどんなものか?

という問いかけ、相談ならまだいいんですけど、

 

  • 管理職になるためには何をすればいいんですか
  • 出世はできないから、お金を稼ぐには副業しかないんですけど、どうすれば副業を認めてもらえますか

 

という、ズレた物の考え方しかできない。

 

違うだろ!

 

とキレたくなります(この場合のきれるは、プツンとキレた、の意味のキレたです)。

 

「ちーがーうーだろーっ!」とキレた国会議員を思い出しました。彼女は東大卒だったんですね。)

 

偏差値が高くても、こんな俗っぽい・幼稚な発想する人物がいるんだなぁ、と

 

 

3.シュレッダー見に行ったけど、官房長が許可せず

 

桜を見る会」で話題のシュレッダー。

安倍首相、菅官房長官が聞かれたことに誠心誠意答えればいいのに、それをしないもんだから野党がシュレッダーを調べに行く。

 

 

mainichi.jp

 

 

内閣府の官房長は、若い頃一生懸命勉強したんでしょう。

 

  • いい国を自分の手で作り上げる
  • 国民を幸せにする

 

といった崇高な思いで公務員になったんでしょうよ。

ところがどうですか、シュレッダーを調べに来た国会議員に

 

調べちゃダメ

 

ですよ。

そんなことをしたくて公務員になったわけじゃないんでしょうよ。

 

「国会議員がシュレッダーを調べに行ってる場合か?」

 

と憤るツイッターアカウントもありますが、アヘさんがちゃんと答えればやらなくてもいい仕事。

 

 

内閣人事局があるためなのか、本来の身動きをしない官僚。

桜を見る会にしてもモリカケにしても、国の姿や統治がおかしくなった日本の元凶は安倍政権ですが、それに対して矜持を見せて欲しい官僚。

 

そろそろ安倍政権という船は沈むでしょうから、いい加減、そろそろ船から脱出して、船長(安倍晋三)の呪縛から逃れたらどうですか、偏差値の高い官僚たちよ!

 

 

from 偏差値はさほど高くなかった、まともな発想で自由に生きていける環境に恵まれたサラリーパーソンより

 

 

【これまで出会った東大卒の魅力的な人物たち】

  • 非常に狭い範囲の、コアな分野のフェチなスケベ・・・とあるパソコンソフトの存在で盛り上がったんだけど、そのソフト、現代だったら持ってるだけで犯罪になるだろうなあ
  • 若手社員を集めて読書会開催。面倒見が良く、優しい人だったなあ
  • 二日酔いで、朝平気で遅れて出社する管理職・・・魅力的とは言えないんだけど、わたしを含む部下たちはあきらめて、遅刻することを前提に仕事してました。結局、彼は出世しなかったなあ

 

 

★追記★ 2019/12/04

上掲した東大卒の人のうちのひとりは、その官庁のナンバー3か4か5くらいまで昇進している人物です。

安倍政権に忖度し、存在する文書を存在しないと国会で答弁しました。

その人をそうさせてしまった根源は、屈折した政権運営安倍晋三内閣人事局の存在なのでしょうが、官僚としての矜持を見せてくださいよ!

 

 

 

 

 

人事総務の仕事では滅多に得したことはないけど

人事、労務、総務の仕事で得したことなんてほとんどないんですけど。

つい先日、「この仕事じゃないとこんなメリットないよな」ということがあったのをご紹介します。

 

 

産業医との雑談

 

産業医は、職場の巡視や従業員との面談、安全衛生委員会出席などを通じて、職場の労働衛生に関して専門的な立場から意見や提言などを行なう人です。

 

うちの会社の安全衛生委員会に出席されたあと、お帰りになるまでの5分間ほど、雑談をしました。

 

電磁波さん、体調どうかされたんですか?

 

マスクをしていたわたしに声をかけてくださいました。

 

もう風邪っぽい症状が10日くらい続いてるんですよ。熱はないんですけど、鼻ずるずる、のどが時々痛い、吐き気が時々する等々。インフルエンザの検査もいちおうして陰性でした。内科医いわく「風邪だろう、年も歳だから治りも時間がかかるからね」って診断だったんです。ただ、処方された薬を飲んでも良くなったり、悪くなったりを繰り返してて。食事の後や電車に乗っている時間に吐き気が出てきたり・・・。

家族みんなで風邪をリレーみたいに移しながら時間が過ぎてます。

 

そうですか。

それきっと、混合感染ていうやつでしょう。いろんなウイルスに次々と感染してるかも。

 

というアドバイスから始まり、わたしの細かい症状のことも聞いた上で、

 

抗生物質と解熱剤は飲まなくてもいい、という判断もありますよ。自然に治るレベルの状態ですし。むしろ、自然治癒力を邪魔してるかも。

朝ごはんを食べないという策もあります。栄養を摂るのが必要、というのはセオリーですけど、消化にエネルギーを回さずウイルスをやっつけるために食べ物は食べない、というものです。ケモノって、食べずにうずくまってジッとして、病気を治すという行動をしますけど、あれそうらしいですよ。

今どきの日本人って、平均的には栄養は十分あるんです。だから、「栄養をとる」ってことは、たとえ風邪のときでもあまり考えなくてもいいです。

 

 

この人は産業医であり、臨床のご経験はしばらくないようですが、短時間でいろいろとアドバイスをくださいました。

 

で、アドバイスのいくつか(薬を止めた、朝ごはんを少量にした)を実践した結果、ケロっと治っちゃいました。

 

この医師のアドバイスが全て正しいかどうかはわかりません。また、人によってもこのアドバイスがあてはまるかどうかもわかりません。

ただ、わたしには有効だったのは確かでした。

 

無料で、しかも信頼できる医師(長いお付き合いで、信頼できる医師ですし、先方も当社の労働衛生に対する姿勢に理解を示してくださってます)という方に、セカンドオピニオンをいただいたということになります。

 

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このときは、「人事労務の仕事してきてよかったなあ、ラッキー」と思ったもんです。

 

 

わたしが目指している、総務の仕事のありたい姿

総務って、ぞうきんみたいな存在でいたいよね
 
 

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いくつかの会社で総務の仕事をしている仲間たちと飲みながら、ふっとつぶやいた自分の言葉を、以下の記事を読みながら思い出しました。
(この言葉は後で詳述しますが、この記事の本題ではありません:なら書くなよってか、すいません、ふざけました)
 
 
 
どこもかしこもリストラ。
 
わたしも企業の一員、わからなくもないのが率直な感想です。
生き残るため、利益を出し続けるため。
そうでなきゃわたしも給料をもらえない。その選択が間違っていないならしょうがない。
 
 
が、乗り遅れる社員はどうしてもいます。
 
 
「働きアリの法則」ご存知でしょうか。
 
  • 集団は、2割の働きアリと8割の普通のアリで構成されている(あるいは2割の働きアリ+6割の普通のアリ+2割の怠けアリで構成されている)
  • 2割の働きアリが、売上の8割を稼いでいる
  • 2割の怠けアリを取り除くと、残りの集団が優秀になると思いきや、結局怠けアリは出現し2割+8割(もしくは2割+6割+2割)の集団になる
 
 
企業では、より優秀な個の集団のみにしよう、とリストラをします。
優秀ではない、普通の従業員、劣っている従業員を排除しようとします。
 
が、その改革に追いつけない従業員がどうしても出てきます。
わたしはその怠けアリを救う仕事をしたい、と考えます。
 
その“怠けアリ”は、もともと怠け・低能力だったか、もしくはリストラしたがために低能力じゃなかったアリが相対評価か、あるいはリストラの内容が適正ではなかったために低評価を受けてしまう人物たちです。
そんな存在を救う、ということです。
 
 
  • 理由の無い遅刻・無断欠勤が頻発する
  • ハラスメントが酷い
  • 仕事とは無関係の思想を仕事中・職場内で広めようとしている
  • たのもし講(古い表現ですね。今どきだとマルチビジネスってところでしょうか)をやっている
 
等などは論外です。
これらは、わたしがどうのこうの言うまでもなく、普遍的な基準で排除すべきと判断されるべき存在でしょう。
 
この記事で言わんとするのは、そんな存在ではなく、リストラがあったからこそ怠けアリに位置づけられてしまう存在の人物たちです。
そして、そのことが原因で病んでしまう人物たちです。
 
 
組織の論理によって、経営陣の誤った策によって、はしごを外されてしまいます。
彼ら彼女らは、憤りを感じるはずです。
 
理不尽なリストラ策、制度改定に反発し、もっている能力を発揮できず、組織に不信を抱き、体調不良に陥ってしまう。
 
わたしはそんな彼ら彼女に対して話をききます。
(こういう話のとき「聴く」を“耳と心で14の気持ちで聴く”など、たいそうな説明をききますが、そんな大げさなものではなくてもいいです)
 
「あなたは悪くない。悪いわけではない。会社の論理があなたの論理とずれただけ。あなたが傷つくなら、あなたの論理を会社の論理に無理に合わせようとする必要はない」
と、わたしならあなたに言います。
(ここでいう「傷つく」は、期待していた会社に不安を感じる、体調を悪くする、会社人生に迷う、といった事象も含みます。)
 
 
話をきき、存在を認める、おかしいと考える人間がいるって言うことを共有する、それが重要と思います。
(もちろん、そういう言葉を言うだけではなく、真剣にそういうことを考え、感じる人(ここではわたしのこと)がいるってことを表明することが大事だと思うのです)
 
 
かくいうわたしも、会社にリストラされ(ようとし)ました。
人生の偉大な先輩に相談したら、
 
個人の人生を会社の事情、論理で台無しにする必要はない。楽に考えていいよ
 
とのアドバイス(人生訓というのか、なんと呼べばいいのか)をくださいました。
かくいう彼は、同期の出世頭、相当出世したあとに、ある瞬間、臨床心理士に転職。
そんな彼だからこその説得力。
 
 
ひらたくいうと、わたしは落ちこぼれ。
 
生来の落ちこぼれ、企業の論理で落ちこぼれになってしまう従業員たち。
わたし自身を「お前はうちの会社に要らない」と言われるまで、彼ら彼女らを見つめ、語りかける仕事をしたいと思います。
(救う、という生半可な仕事までは出来ないと思ったので、使いませんでした。)