新米管理職が書き綴る人事労務の仕事の毎日

管理職・マネージャーになりたて、あるいはこれから管理職を目指そうという方に向けて、現役管理職のわたしが経験談を中心に参考になる話をします。

人事総務の仕事では滅多に得したことはないけど

人事、労務、総務の仕事で得したことなんてほとんどないんですけど。

つい先日、「この仕事じゃないとこんなメリットないよな」ということがあったのをご紹介します。

 

 

産業医との雑談

 

産業医は、職場の巡視や従業員との面談、安全衛生委員会出席などを通じて、職場の労働衛生に関して専門的な立場から意見や提言などを行なう人です。

 

うちの会社の安全衛生委員会に出席されたあと、お帰りになるまでの5分間ほど、雑談をしました。

 

電磁波さん、体調どうかされたんですか?

 

マスクをしていたわたしに声をかけてくださいました。

 

もう風邪っぽい症状が10日くらい続いてるんですよ。熱はないんですけど、鼻ずるずる、のどが時々痛い、吐き気が時々する等々。インフルエンザの検査もいちおうして陰性でした。内科医いわく「風邪だろう、年も歳だから治りも時間がかかるからね」って診断だったんです。ただ、処方された薬を飲んでも良くなったり、悪くなったりを繰り返してて。食事の後や電車に乗っている時間に吐き気が出てきたり・・・。

家族みんなで風邪をリレーみたいに移しながら時間が過ぎてます。

 

そうですか。

それきっと、混合感染ていうやつでしょう。いろんなウイルスに次々と感染してるかも。

 

というアドバイスから始まり、わたしの細かい症状のことも聞いた上で、

 

抗生物質と解熱剤は飲まなくてもいい、という判断もありますよ。自然に治るレベルの状態ですし。むしろ、自然治癒力を邪魔してるかも。

朝ごはんを食べないという策もあります。栄養を摂るのが必要、というのはセオリーですけど、消化にエネルギーを回さずウイルスをやっつけるために食べ物は食べない、というものです。ケモノって、食べずにうずくまってジッとして、病気を治すという行動をしますけど、あれそうらしいですよ。

今どきの日本人って、平均的には栄養は十分あるんです。だから、「栄養をとる」ってことは、たとえ風邪のときでもあまり考えなくてもいいです。

 

 

この人は産業医であり、臨床のご経験はしばらくないようですが、短時間でいろいろとアドバイスをくださいました。

 

で、アドバイスのいくつか(薬を止めた、朝ごはんを少量にした)を実践した結果、ケロっと治っちゃいました。

 

この医師のアドバイスが全て正しいかどうかはわかりません。また、人によってもこのアドバイスがあてはまるかどうかもわかりません。

ただ、わたしには有効だったのは確かでした。

 

無料で、しかも信頼できる医師(長いお付き合いで、信頼できる医師ですし、先方も当社の労働衛生に対する姿勢に理解を示してくださってます)という方に、セカンドオピニオンをいただいたということになります。

 

f:id:e-wave:20191121124128j:image

 

このときは、「人事労務の仕事してきてよかったなあ、ラッキー」と思ったもんです。