おしゃべりができなければ話にならない、管理職昇格
4月の昇格に向け、この2月に多くの企業では昇格試験は終わり、合否が決定したところでしょう。
これから面接を受ける、という方がもしおられたら、最後の追い込み・準備として参考にしていただければ、と思います。
1.まずは会話
今日お伝えしようと思うのは、おしゃべりです。
「コミュニケーション」というような高尚なものではなく、おしゃべり。
いわば「会話」と言ってしまいましょう。
もちろん、コミュニケーションは大事です。
こちらにも書きました。
でも、その大前提で、会話ができなければ何も生まれません。
コミュニケーションを充実させるための基本は、おしゃべり、会話ができることです。
2.基本は会話
職場での雑談、同僚とのやりとり、上司や部下とのおしゃべり・仕事の指示や説明、報告・連絡・相談(ホウレンソウ)などなど。
仕事はほぼすべて、会話から成り立っています。
いや、仕事じゃなくても、人の生業(なりわい)、生活は、他人との関係性。おしゃべりです。
3.昇格試験(面接)
会話が大事なのは、昇格試験(面接)でももちろん同じ。
こちらの記事も参考にし、面接の準備をしていただきたいと思います。
が、その前提として、会話、おしゃべりです。
4.「沈黙は金なり」は古臭い考え方
- 自分の仕事に集中し、一言もしゃべらない
- 「沈黙は金なり」だ
- 雑談は仕事のじゃまになる
という価値観を押し付ける無能管理者が未だに存在するようです。
幸い、わたしはそのような人物、職場に出くわしたことはないですが、あるとき
「昔、このオフィス、●●さんがこの職場にいた頃は“おしゃべりはうるさい”などと、雑談を許さない雰囲気だったんです」
という話を聞いたのです。
こんな価値観は古臭い。というか、あってはいけない考えです。
雑談しましょう。おしゃべりしましょう。
特に、管理職たる者、他人を巻き込んで仕事を組織的に進めようというサラリーパーソンはおしゃべりしなきゃダメ。
おしゃべりに慣れてなければ、業務命令にしてもアドバイスにしても、仕事に関係のない雑談にしてもできません。