管理職昇格を目指している人が、自分の客観的な価値を知るのは有用です。
自分の能力レベルはどの程度なのか、同期と比較してどうなのか、会社に貢献できているのか等々。
この場合の価値とは、自分の所属する組織(企業、団体など)だけではなく、日頃埋没しがちな、社外も含めた社会にとっての価値とか自分のポジションです。
会社の中だったら、上司の評価があります。でも会社全体とか、あるいは会社を離れて、社会にとってどれだけの価値があるのか。
たとえば、あなたは他の企業で仕事したらどれだけ評価されますか。地域社会に貢献してますか・・・等など。
そういう観点で自分を見つめなおすのは、昇格試験に合格するか否か、という狭い範囲でのことはもちろん、大所高所から俯瞰した場合の自分を意識するのに重要です。
わたしの体験談をもとにご紹介します。
1.転職エージェントへの登録
最もカンタンで、しかもタダでできる。それは、転職エージェントへの登録です。
本気で転職活動をしなくてもいいです。転職活動しなくても、登録はタダです。
これによって、自分の価値、たとえばエンプロイアビリティがどの程度かがわかります。エンプロイアビリティは、日本語にすれば「雇用される能力」といったところかな。
わたしの経験ですと、過去にある程度真剣に転職を考えていたこともあり、4〜5社程度に登録しました。各社でそれぞれ特徴があるのですが、今回ご紹介・オススメするのはミイダスです。
2.ミイダスとは
ミイダスとは、安田顕さん(ドラマ「下町ロケット」での演技が印象的です)のCMでときどき見かけますね。
「優良企業15,000社に経歴を紹介できる」だとか「書類選考合格率100%」だとかいろいろあるのですが、いちばんわかりやすいのが
あなたの経歴・スキルから
現在の市場価値がわかります。
ということ。
登録する際に、学歴やら職歴、所属した(している)企業、職種、スキル、資格、語学力などを入力します。
すると、「現在の市場価値」として具体的な年収額が表示されます。
(わたしの場合、613万円。実際の年収の・・・・・100%よりも下です)
あくまでミイダスの解析した結果ですから、その金額は参考程度にしていただき、一喜一憂する必要はありません。
ただ、ほんとに参考にはなります。
わたしの場合、
- 資格が足りないのかな
- 経験している職種が少ないから価値が低いのかな
- 今所属している企業の処遇が良いのかな
とかとか、いろいろと考えをめぐらすことができます。
3.自分の資質、タイプなどがわかる
年収だけではありません。適性検査の結果も出てきます。
わたしの結果は以下のとおりです。(スマホアプリのキャプチャ画面を組み合わせた画像です。)
項目としては、
マネジメント資質、パーソナリティの特徴、職務適性、上下関係適性、ストレス要因が10点満点で何点かが表示されます。
それぞれの項目もさらに分類された項目でびっしりとした説明。たとえば、「職務適性」であれば「販売/サービス職」の事務職で5点、企画職で4点といった感じ。
また、画像の左上をご覧いただくと企業数が出ています。条件に合う、あなたに興味がある(登録したあと数日すると出てきます)なども早速やってくるのです。(ありがたいことに、興味があるというメールがバンバン届く他の転職エージェントとは異なり、自分からアプリを見に行くスタイルなので、煩わしくありません。)
これらの情報は、あなたが客観的な自分自身を理解するのに役立ちます。
転職するしないにかかわらず、有用です。ぜひお試しください。
なんと、
2020年7月7日現在
個人ユーザー 44万人
月間登録者 2万人
利用法人 15万社
と、利用者・社数が多いです。
昇格試験には、V-CATなどの適性検査が行われる場合があります。
V-CATについての記事を書いてますので、そちらも参考になさってください。